・出発地:名古屋市(ご自宅)
・到着地:愛知県内(精神科指定病院)
・移送経路:車両搬送
・ADL:自立
・医療処置:特になし
・精神面:統合失調症の症状悪化(服薬中断による不穏、興奮、被害妄想、強い受診拒否)
・介助員:看護師・専任スタッフ
【相談内容】
ご家族様からのSOSの救急依頼でした。ご本人様は統合失調症の既往があり、過去に複数回の入院歴がおありでした。前回の退院後からは通院と内服が途絶えてしまい、徐々に症状が悪化。直近では物を投げたり暴言、独語が見られ 、ご家族様で複数の介護タクシーへ相談されたものの、精神疾患への対応に不安を感じられ、看護師が運営する当事業所にご連絡をいただきました。週末の診察・入院枠は確保できているものの、「説得は試みてほしいが、最終的には保護的な搬送になっても構わないので病院へ連れて行ってほしい」という、切実なご相談でした。
【搬送内容】
ご本人様は強い警戒心を抱いており、ご家族の言葉にも耳を傾けることが難しい状態でした。そこでナスキャブでは、事前に受け入れ先の病院様へ「説得が困難な場合の保護搬送」の可否と手順をしっかりと確認・連携した上で当日に臨みました。 ご自宅へアプローチする際は、いきなり医療スタッフとして介入するのではなくご家族のご協力のもとお話を伺うところから始めました。 まずは看護師が落ち着いたトーンで対話を試み、ご本人様の不安を刺激しないよう細心の注意を払いながら説得を実施。不測の事態や感情の高ぶりにも即座に対応できるよう、専任スタッフが安全を確保できる立ち位置をキープして対応にあたりました。ご家族の精神的負担を最小限に抑えつつ、無事に医療機関へと引き継ぐことができました。



